大口工場・SARU-SARU日記
なつかしい漫画の感想がメイン。他に映画、本、時事ネタもあり。
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プロフィール

SARU

Author:SARU
ヒトの言葉を理解するサル。2006年から江古田在住。80年代に江古田で学生生活を送った経験を持つ。
漫画・イラスト制作集団「大口工場」のホームページ管理人であり、70年代漫画を愛するノスタル婆さん。

しばしば登場する「まこと」はSARUのダンナです。

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SARU-SARU読書日記〜久々
朝日新聞のトンデモ読者投稿 朝日新聞のトンデモ読者投稿
朝南 政昭 (2007/04)
晋遊舎

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以前にも書きましたが、SARU家では産経新聞と朝日新聞をとっています。SARUが最も好きな記事は読者投稿欄・・・.。特に朝日は大真面目なのにかなり偏った思考ぶりが大いに笑えます。
 
そんないかにも”朝日らしい”読者の皆様の投稿を集めた本が「朝日新聞のトンデモ読者投稿(晋遊舎MOOK)」です。ダンナが「面白そうだ」と買ってきたのを奪い取って、SARUが先に読んじゃいました。

鉄道好きなSARUが一番ウケたのは「忘れた頃に時々載る」という「JR批判投稿」です。例えば「インドの列車はよく脱線するし汚いけど、安心して乗れる。対して新幹線のスピードには一種の凶暴さを感じる」「金券ショップで買った自由席特急券でグリーン車に乗ろうとしたら咎められた。JRはサービスが悪い」・・・などといった理不尽な意見が、ボツになることなく堂々と掲載されていたりするのです。

ダンナのもの言いを借りれば「受験のためとはいえ、こんな新聞を無理やり読まされている高校生諸君に心から同情申し上げる」のだそうですが、SARUにとって朝日の読者投稿欄は格好のお笑いネタ・・・今後も目が離せそうもありません。

05/13 【 本・雑誌 】 CM.0 . TB.0 . TOP↑
SARU-SARU読書日記〜天下のノーベル賞作家編
20070425205928.jpg


昨日、池袋西口公園での古本市の光景です。

大江健三郎「沖縄ノート」(岩波新書)・・・沖縄戦における集団自決に関し係争中であり、近い将来おそらく絶版になるであろう話題の本を100円で購入。初版は1970年。

文体は”いかにも岩波”といった所謂「翻訳調」の典型的な悪文。課題図書として読書を強いられる学生諸子には心から同情申し上げる。(SARUダンナ)

04/25 【 本・雑誌 】 CM.0 . TB.0 . TOP↑
SARUはこう乗る
テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅 テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅
野田 隆 (2006/04/14)
光文社

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70年代漫画を愛するSARUですが、実は鉄道も大好きです。鉄道オタクとまではいきませんが、テツ分(鉄道好きの要素)はかなり高めです。自家用車のない家に育ったので、移動はもっぱら鉄道。小さい頃から新幹線・寝台車など愛用しておりました。
そんなテツであるSARUのおすすめ本は野田隆著「テツはこう乗る」。テツ(鉄道オタク)の生態を一般読者にもわかりやすく、ユーモアたっぷりに解説してくれています。

SARUの子供の頃のペンネームは「浜風夕子」。親がつけてくれたSARU初めてのペンネームで、もちろん特急「はまかぜ」からとったもの。関西方面の電車・汽車は特に思い入れが深く、寝台特急「出雲」が廃線になったときはマジ哀しかったです。
07/29 【 本・雑誌 】 CM.0 . TB.0 . TOP↑
SARU-SARU読書日記〜お気に入り作家編
理由 理由
宮部 みゆき (2002/08)
朝日新聞社
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今さらながらの「理由」宮部みゆき著(朝日文庫)です。ファンタジーではつまづいたSARUですが、今回の宮部作品はは大丈夫!ワクワク一気読み。ついでに大林宣彦監督のDVDまで借りてきて見てしまいました。でも映画は原作読んでないとわからなかったかも。

精霊探偵 精霊探偵
梶尾 真治 (2005/09/29)
新潮社

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次は、梶尾真治著「精霊探偵」(新潮社)。昔からのお気に入り作家カジシンですが、ここ最近は中途半端な長編に手を出してちょっとダメポ。設定は悪くないのですが、短編がそのまま間延びしだけの展開で生きていない感じです。出版社の「泣ける作家」という扱いもどうかな〜?ブラックユーモアな作風の作品も多いんだけど…。

ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション
トム・ハンクス (2006/11/03)
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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映画「ダ・ヴィンチ・コード」も見てきました。原作は読んでいません。内容的に面白くないわけではありませんが、ほとんどの謎解きが会話で進行していくため、映像的な快感がほとんどなし。主人公の閉所恐怖症だという設定が全く効いていない雑さにもビックリ。せめてキャラクターがもうちょっと魅力的だったら…
06/06 【 本・雑誌 】 CM.0 . TB.0 . TOP↑
op.ローズダスト〜SARU-SARU読書日記「壮大なる失敗作?」編
Op.ローズダスト(上) Op.ローズダスト(上)
福井 晴敏 (2006/03/14)
文藝春秋

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「アムロ…私はあこぎなことをやっている。近くにいるなら、この私を感じてみろ。」 機動戦士ガンダム〜逆襲のシャア)

文庫まで待ちきれなかった福井晴敏著「op.(=オペレーション)ローズダスト」(上下・文芸春秋)。週間文春連載分に800枚加筆して堂々の刊行…ですが、好きだった連載時イラストが掲載されておらずとても残念。

内容は臨海副都心を舞台にしたテロもの。主人公はテロ実行側と阻止側の若者二人で、二人とも元DAIS(=日本の特殊工作員組織みたいなもの)という設定。その設定だけで「その二人ってのは、もしかしてシャアとアムロ…?となると今回は”逆襲のシャア”福井版かな?」と連想できれば、あなたもりっぱな福井ファン。(こういうことは北上さんも関口さんも決して書かないだろうことなので、まずは最初に書いておかねば)

メインの主人公はもちろんテロ阻止側の若者。こいつには福井作品お馴染みの”燻し銀”中年相棒が引っ付きます。この二人のやり取りが殺伐たる状況の中での一服の清涼剤。

キーワードが「新しい言葉」だけに、語彙の豊富さと多用な感情表現・状況説明にはとにかく舌を巻く。まさに言葉が溢れてきて筆が止まらないといった印象…「文才ってこういうことを言うんだなぁ…」と深く感じ入った次第。
とにもかくにも、「軍事オタク」も「浪花節好き」もひっくるめて大満足させるべく、日本屈指のエンターテイナー福井晴敏、3年半ぶりの大長編であります。


<以下、ネタバレ注意>

テロの動機となる事件がDAISという架空の組織の存在に拠るものであり、現状の日本を憂いてみせる材料としてはちょっと不適切なのではないか?

「戦後日本を覆ってきた古い価値観に拠らない”新しい言葉”が必要」という主人公たちの主張にしても、あまりにも観念的過ぎて説得力に欠けるのでは?

はたまた、ある意味日本より異常なナショナリズムに毒されている東アジア諸国を目の当たりにしている現在、国際情報小説として読んだ場合としても物語背景として描かれている国際状況が現実から乖離しているのではないか?

…等々の「?」を抱きつつ、それらの疑問符を圧倒するだけのパワーをこの小説から受け取ることが出来るかどうかが、本作読者にとって「傑作/失敗作」の分かれ道。(まこと)
05/28 【 本・雑誌 】 CM.0 . TB.0 . TOP↑
  
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